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1. 酸素は、二日酔いの妙薬。　このページのTOPへ
   
   アルコールの分解には、体内で大量の酸素を必要とします。酸素が不足すると十分にアルコールが分解されず、中間代謝物質であるアセトアルデヒドという物質が体内に長く留まります。このアセトアルデヒドが頭痛、吐き気の原因になる、いわゆる「二日酔い」の原因であると言われています。
   
   十分な酸素を補給は、アセトアルデヒドの分解を促進します。
   
   
2. 酸素は運転中の「ねむけざまし」の効果がある。　このページのTOPへ
   
   自動車の排気ガスのなかで呼吸をしていると意識が薄れやすくなることが、交通対策医学協会設立準備委員会の永富公太郎医師（東京慈恵医大精神神経科）と、同医大綿貫外科麻酔班との実験でわかりました。
   これは、一酸化炭素による一時的な中毒によるもので、ひどいときには、てんかんと同じ症状を示すこともあります。
   
   しかし、酸素吸入をすれば回復する点が、普通の一酸化炭素中毒の場合と違っており、救いの道が残されています。高い山にのぼったり、酒を飲んだとき、意識がぼやけるのは、血液中の酸素濃度が低下するのが主因である、と考えられています。
   
   　
3. 愛煙家は、慢性的な酸素不足に陥っている。　このページのTOPへ
   
   タバコの煙の中の一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンが酸素を運ぶ能力を低下させます。一方、煙の中のニコチンは、心拍数を増加させ、心筋の酸素要求量をふやすと同時に、血管を収縮させるのです。血管が収縮すると、当然、血液の流れは悪くなり、酸素も思うように運べません。
   
   タバコは酸素の必要量を増加させる一方で、酸素の供給の邪魔をしているのです。
   
   十分な酸素を供給してください。でも、その前に、タバコをやめられたほうがよろしいでしょう。
   
   
4. 酸素を吸うことにより血圧が安定　このページのTOPへ
   
   研究の結果では、酸素を吸うことにより血圧が安定してくるのがわかっています。そのメカニズムは科学的に充分解明されているとはいえません。しかし、次のような憶測は成り立ちます。つまり酸素を吸うことにより、
   
   �@ 　血圧を調整する中枢神経に好影響をあたえる。
   �A 　自律神経の働きで血管が拡張する。
   �B 　血液中の酸素を運ぶヘモグロビンの働きをたかめる。
   
   このヘモグロビンが、酸素を離しやすいかどうかは、血液のｐHによって左右されるのです。血液のｐＨの値が下がれば、ヘモグロビンが酸素をよく離してくれるので、酸素の供給量も高まります。これはまた血管の拡張も促します。
   
   全身の臓器や組織が、酸素をたっぷり与えられ、生き生きと活動するのですら、血圧にも好影響を及ぼすのでしょう。
   
   
5. 糖尿病、その血糖値を下げる役割を酸素がしている。　このページのTOPへ
   
   糖尿病の療法は、食事によるもの、運動によるもの、そして、薬によるものと大きく三つに分けることができます。
   
   この中の運動療法は、いわゆるエアロビクス（有酸素運動）のことです。話ができるくらいの軽い運動を一定時間続けると、血液中の糖や中性脂肪などの値がさがってきます。
   
   エアロビクス（有酸素運動）では、血液中の糖や中性脂肪などが、酸素の供給を受けてエネルギーを発する主役になるので、血糖値が下がるのです。
   
   　
6. 酸素の重要性が、スポーツ界でも再認識されている。　このページのTOPへ
   
   酸素は人間のエネルギーを生み出す源です。この酸素をいかに効率よく摂取し、消費するかで、私たちの身体のエネルギー生産に大きな差がつきます。
   人間のスポーツ時の酸素の摂取量は、通常の呼吸の5倍〜10倍以上も要求されます。通常よりも多量のエネルギーを必要とするスポーツ時には、それに応じた酸素量が必要になるわけです。
   
   スポーツ分野での酸素の利用例をあげてみますと、ロスアンゼルス・オリンピックの三冠王カール・ルイスは、競技のスタート前に酸素吸入を行なっていますし、米大リーグでは投手が各イニング毎に酸素を補給してマウンドに立っています。アメリカンフットボールやプロ・サッカー、プロ・バスケットのテレビ中継などで、交代でベンチに戻ってきた選手が、ベンチに座るやいなや口にマスクをあてて酸素吸入を始めるシーンを見かけたことのある人も多いでしょう。
   
   
7. 疲労回復に酸素は重要な役割を果たしている。　このページのTOPへ
   
   エネルギーの発生と酸素の関係を図で示すと次のようになります。
   
   筋肉などに蓄えられた糖分（ｸﾞﾘｺｰｹﾞﾝ）は、エネルギーを生み出すと同時に、いわゆる疲労物質と言われる「乳酸」を作ります。人間の疲労感は、この乳酸の蓄積によるものといわれています。
   
   酸素はこの乳酸を炭酸ガスと水とに分解してしまうのです。
   

8. 酸素は、新陳代謝を活性化し女性を内側から美しくする。　このページのTOPへ
   
   　 皮膚の表面にある汗腺や皮脂腺からは、たえず水分や油分が身体の外に排泄されています。つまり、身体の中で不要になった老廃物を、すこしずつ外側の変化を気にしながら下水道に捨てているわけです。また、皮膚全体からは、皮膚呼吸の形で炭酸ガスをたえず排出しています。
   
   新鮮な酸素をたっぷり補給することは、身体のすみずみの細胞による代謝活動を活発にし、体内のガス（一酸化炭素、二酸化炭素）、その他不純物の排泄（特に便秘によい）を促進し、すべての機能の調整をすることです。そのため自然に皮膚や肌の艶が出て、血行がよくなり健康な身体がつくられます。
   

9. 「酸素ダイエット」が密かなブーム!　このページのTOPへ
   
   酸素は新陳代謝を活発にするので、脂肪を効率よく燃焼させます。新鮮な酸素を吸うだけで、細胞や脂肪分解酵素が活性化され、ダイエットが期待できます。
   1日10分間、2ヶ月の使用で5ｋｇの減量に成功した例など、多くのダイエット談が寄せられています。