【低カロリーで、栄養素は摂る】 「低カロリーで、ビタミン、ミネラルなどの栄養素は過不足無く摂る」ということです。ダイエットと一緒です。 食事療法 ●よく噛む→ ●少食、必要以上の栄養を入れない。特に甘い物と脂。→ ●食事は楽しく(リラックス)→ ●料理は美しく(見ただけで胃酸が出てくるような)→ ●冷たい物、生ものを控える(体を冷やさない)→ ●食事のリズムを大切に→ ●穀物を大切に→ ●野菜を多く(加熱する事) 皆さんはこれまで、西洋的な考え方に慣れていると思います。食事もそうでしょう。西洋的な考え方というのは、合理的な考え方で、どんどん細かく掘り下げてミクロの世界になって行く。 全体的に捕らえるのと同時に、これらはお互いに関連しあっているんですね。対立する場合もあるでしょうし、助け合っている場合もあるのです。動物も植物がいて初めて存在しているのです。乳酸菌の事をよく「善玉菌」なんて言いますけれども、善玉菌も他の菌達「悪玉菌」がいないと存在出来ないんですね。それらが、絶妙なバランスを作り出して存在しているのです。 @あなたは虚症(陰性)タイプですね 色々と虚弱で、体が冷えやすかったりしますね。 A体が温まりやすい食事をしましょう。 B気候にも気をつけたり、ストレス、運動等にも気をつけましょう。 薬膳、食養というのは「食事」ですけれども、食事だけではないんです。東洋の思想は全体ですから。 食事でどんなに良い成分を摂っていたとしても、怒りながら食べていたり、夜中の2時に食べていたり、よく噛まないで食べていれば、その栄養分は十分に活きてこない訳です。 例えばあなたがとても虚弱で、体が冷えやすい虚症(陰性)タイプの人です。しかも今は冬で、とても寒いです。 そういう人にとって食べたほうが良い食材は何でしょう? 体を温めるタイプの熱・温性タイプ(陽性)の食べ物が良いのです。 ネギや、生姜、ニラのようなものですね。 ところが、あなたがどんなに冷え性で虚弱だと言っても、毎日毎日そのようなものばかり食べていると、どうでしょうか? 逆に体が温まりすぎて、熱を持ってしまいますよ。発汗して、体は乾いて肌がカサカサ、便は硬くなって便秘になったり。 つまり何事も行き過ぎは良くないんですね。 昔から、「偏食(好き嫌い)は駄目ですよ」って言われましたよね。 どんな食材でもあまりにも長期間多く摂りすぎるとそれは、すなはち「偏食」です。 偏食が良くないのは、好きな人はそればっかり食べるっていうことですね。甘いものが好きな人は、ケーキや、パフェや、チョコレート、饅頭ばかり食べてしまうんですよね。 食品には全てに性質というか、効能というか、作用があるんですから、大量に摂りすぎると、薬のように副作用みたいなものが出てくるんです。 肝に良い食べ物 野菜: 人参、カブ、セリ、セロリ、アスパラガズ、ニラ、トウモロコシ、金針菜、苦瓜、昆布、ホウレンソウ、キャベツ、 きのこ: 椎茸、 種実・穀類 松の実、クルミ、ゴマ、 果物: 枇杷、ブドウ、スモモ、サクランボ、リンゴ、梅、キンカン、桑の実、柿、 本草 :烏骨鶏、ウコン、姜黄、霊芝、クコ、杜仲、サンザシ、紅花(サフラン)、烏梅、 野草: 地黄、なずな、 心に良い食べ物 野菜: ゴボウ、人参、ホウレンソウ、セロリ、セリ、春菊、タマネギ、ニラ、ネギ、ニンニク、コンニャク、キュウリ、ナス、冬瓜、苦瓜、唐辛子、 きのこ: 椎茸、木耳、 豆: 小豆、緑豆、 海藻: 昆布、ヒジキ 果物: 柿、リンゴ、スイカ、竜眼肉、桑の実、桃、 本草: 霊芝、朝鮮人参、紅花(サフラン)、 野草: 百合、蓮子(蓮の実)、地黄、 脾に良い食べ物 野菜: キャベツ、キュウリ、人参、ゴボウ、大根、カブ、白菜、紫蘇、パセリ、トマト、レンコン、葱、生姜、ニンニク、カボチャ、苦瓜、冬瓜、タマネギ、金針菜、唐辛子、 イモ類 :ヤマイモ、サツマイモ、ジャガイモ、里芋、 豆類: 黒豆、大豆、エンドウ豆、ふじ豆、ソラマメ、豆腐、 穀類、種実 大麦、ウルチ米、栗、落花生、蕎麦、モチゴメ、 果実: イチジク、リンゴ、ミカン、竜眼肉、梅、キンカン、 本草: なつめ、甘草、霊芝、朝鮮人参、サンザシ、陳皮(ミカンの皮)、ハトムギ、烏梅、 野草: ウイキョウ(フェンネル)、蓮子(蓮の実)、金銀花、 サラダ、生: 生は火が入っていないので、一番体を冷やします。冷え性の人や陰性の人の多食は控えましょう。 「生野菜は酵素が多いのでたくさん食べるべきだ」という説があるようですが、人間の体の中にはたくさんの酵素があり、大腸内にはたくさんの盲腸内細菌叢があります。これらが充分でしたら、充分に消化吸収されるはずですので、生野菜を多食する必要は全くありません。それどころか「有害」です。 焼く: 火が入っているので冷える心配はありません。焼き物は火を入れる時間も短いですから、それ程体内に熱を溜めるような恐れもありませんし、中庸な食べ方でしょう。 炒める: 炒め物は高温でカロリー豊富な油で調理するわけですから、当然体を温めます。虚弱で冷え性のような人には、エネルギーを与えます。しかし油はカロリーが高いですから、多食は体に熱を持ちやすいでしょう。 煮物: 火が入っているので冷える心配はありません。長い間かけてじっくりと火を入れているので、体を温める作用が強いです。しかも油をほとんど使用しないので、さっぱりとしていて消化器系にも優しい食べ方です。日本人には非常にあった料理法なのでしょう。冷え性や虚弱の人には大変良い食べ方です。 冬になると鍋を食べるのは、日本の季節に合った食べ方です。冬にサラダを食べたくはならないでしょう。もし冬にサラダが欲しくなるというのは、体が相当熱を持っており、味覚異常です。早急に対処したほうが良いでしょう。 揚げ物 : 火が入っているので冷える心配はありません。火を入れる中でも一番高温なので、陽性度合いは一番高く、体を温めます。 油も多分に含むので、相当エネルギーは高くエネルギッシュな食べ方といえるでしょう。しかしその分、熱も溜めやすいですし、余分なエネルギーも溜めやすいですし、多食するのは生活習慣病の原因となりやすいでしょう。 春: 春の3ヶ月を「発陳」といい、芽生えの季節です。 全てのものが発生し活動する季節だから、朝早く起きて体を動かし冬の間縮こまっていた志をのびのびとさせてやり、精神の開放をし、陽気の発生を助け陽気を閉じ込めないようにしなければなりません。 この養生法に従えば肝の働きが阻害され発病します。 夏: 夏の3ヶ月を「蕃秀」と呼び、生長の季節です。 全ての草花が栄えて茂る季節となる。この季節には夜更かしすることなく、精神を昂ぶらせること無く、肉体的には陽気の発散を心がけねばならない。 この養生法に逆らえば、体の中に鬱熱が蔓延し、心が閉じこもり、心臓に負担をかけることになる。 秋: 秋の3ヶ月を「容平」といい、収斂の季節です。 物事全てが収まり安定する季節である。天地の空気も澄み、万物が収斂(しゅうれん=ひきしまる)し、身も引き締まる。この季節には志をやすらかにし、成し遂げられなかった志を悔やむことなく、冷えを受けて肺臓を傷つけることの無いように注意しなければならない。 この養生法に逆らえば、肺臓を傷つけ病を引き起こす事になる。 冬: 冬の3ヶ月を「閉蔵」といい、物皆閉じこもる季節です。 水は凍り、地はかてつき、天の陽気もこれを和らげる事は出来ない。この季節にあっては、夜は早く寝、朝はできるだけゆっくりと起きて、寒気に損なわれないように体を温めてあげなければならない。精神的にも焦らず肝気を鎮めてあげることが大切。 この養生法に逆らって過労して汗をかきすぎたり、寒に触れて体を冷やしたり、陽気をむやみに逃がせば、冬に働く「腎臓」を傷つけ発病する。 梅雨時期: 梅雨時期は空気中の湿度が高く、雲に覆われ閉じこもっているので、体内の水分が放出されず、水が溜まり易い。体内に余分な水分が溜まり津液が鬱滞することで、それは痰飲(汚れた水分。湿熱を含んだ水分)となり、発病する。その汚れた水分は、痰となって外に出たり、鼻汁となって外に出たり、ジクジクした蕁麻疹となって外に出たり、その病症には湿熱を伴う。 STEP1 肉・卵・乳製品・魚食を減らしてゆきましょう 蛋白質・脂質は重要な栄養素 まず自分の食事の中で、動物性食品を極力減らすように努力しましょう。 《減らす》ということは全く食べない事ではありません。 STEP2 主食を改善しましょう 御飯、中でも《玄米》であれば糖質の吸収速度が大変緩やかになります。カロリー制限になるばかりでなく、その他の栄養素もバランスがよく、実に豊富です。「 STEP3 油を控えましょう 「油を摂り過ぎるとコレステロールが増える」 なんて思っている方も多いかもしれませんが、 実際には、食事から摂取されたコレステロールはあまり利用されないで、 糖質から体内での生合成の方が多いのです。 砂糖を沢山食べた方が、コレステロールが増えやすいのです。 STEP4 豆類を必ず摂りましょう 豆類・種実類には 蛋白質、脂質が多いのです。しかも優良なものが。 種実類というのは、文字通り ゴマや、ヒマワリの種、アーモンド、カシューナッツみたいなものです。 これらは重要な脂質と蛋白源になります。 また種実類は抗酸化ビタミン類も豊富に含んでいます。 豆の場合には 例えば御飯と一緒に炊き込むとか、 豆腐や、味噌、醤油、納豆なんかも大豆ですからね。 STEP5 野菜に火を入れてバランス良く摂りましょう 野菜には必ず火を入れて調理してください。 煮物、おひたし、焼き物、炒め物等です。 サラダなどの生野菜は少なめにして下さい。 STEP6 海苔・海藻を摂りましょう あさりやしじみなどの貝類を摂りましょう。 貝類にはビタミンB12が多く含まれますし、 タウリン、亜鉛などスタミナのつく成分も多く含まれています。 その他、レバー等にもビタミンB12は多く含まれています。 ■ファスティングダイエットのご質問とお答えです。